恩と縁

先日、海岸通りにある こちらのお店の店長さんに ある事でお世話になった上に…
 
 
omise3.jpg
↑ 珍しい物まで見せて頂きました!(西日本最古の物販用エレベーターなど)
 
 
lunch5.jpg
↑ そして昨日の炎天下の中、御礼がてら食べに行かせてもらいました ♪
 
 
neko-z2.jpg
↑ どんな恩を受けたかと言うと…こんな白いニャンコの為にお魚をくれたんです!!
 
 
きっとどこかの家でこのような姿で飼われていたと思われる、白いペルシャっぽい
猫が、このお店の近所で私達夫婦の前に現れたのが、月曜の晩でした。
人慣れしているようで、少しなでると くっついて座り込んでしまいました。
その体を真上から見ると、痩せ細り、やはりお腹が空いているようでしたが
もうどこもお店は閉まっている。でも、今のこのコにはエサを調達出来る力はない。
そこで、ダメ元で かき左右衛門さんに駆け込んだんですが…
 
 
わけのわからない女が、閉店後の店に押しかけ、猫が食べるものを何かくれとか
理解不能な事を言ってるのに、ありえない対応をして下さったんです。。。
3枚に下ろした小魚を数枚、パックに入れて、割り箸まで付けて袋に入れて
くれたんです!! しかも「幾らでも構わないので、お金取って下さい」と言うのに
「要りません」と。 しつこく食い下がる私に「じゃぁお店を利用してやって下さい」と。
 
 
取り敢えず、慌てて猫にお魚を届けに行くと、いいコして待ってくれてました。
1枚ずつ、一生懸命食べていましたが、やはりどこか上品な感じがしました。
最後の1枚をあげて、夫と二人でお店に御礼に伺いました。
 
 
こちらのお店は2階が広いし、3階や屋上もなかなか味があって素敵なので
店長さんも色んな活用法を考えていらっしゃるようです。
宴会も予算に応じてして下さるし、写真展などにも良いスペースがあるので
まだご利用になっていない方は是非一度 のぞいて見てあげて下さい。。。
 
 
********************************************************************************
 
 
いつも野良猫はよく見るし、可哀想なコも随分見てきたけれど、今回のような事を
したのは初めてです。以前、10年間面倒をみたコがいるけど、「あのコだけ。」と
最後まで看取る覚悟を決めたからこそ、出来た事でした。
 
 
この度出会ってしまった白いニャンコは、表情やしぐさが まるおそっくりでした。
年も取ってるようで、どうしても何か美味しいものを食べさせてやりたかった。
一過性の自己満足に過ぎないかもしれないけれど、それでもいいと割り切った。
店長さんのご好意で、近所のお花屋さんにその猫を飼ってはもらえないかと
口利きして下さったと伺い、またも感謝です。無謀な事をしたけれど、これが
本当に良い結果になればいいなと、ひたすら思うばかりです。
 
 
 
 

10 thoughts on “恩と縁

  • 2012年7月20日 at 7:40 AM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: 911d59fb91891ad9420931eae7a5fb94
    感動的なお話ですね。
    さすが、かがり。さん、お優しいわ。
    牛を見て号泣しただけの事ある!
    でもそのお気持ちよく分かります。。
    世の中では、いじめや自殺の話ばかり…
    こんな気持ちをすべての子供達に持ってもらいたいですよ。。

  • 2012年7月20日 at 2:18 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: 043d8d5b5c32d9970c6591838f945a6a
    ご縁だったのでしょうね。
    まるおちゃんに似ていた仔に出会ったのも、
    かがりさんの気持ちに感じたお店の方も。
    尾道は、猫の多い街だから、いろんな猫に
    出会うでしょうが、どの仔にも、そこまでの
    感情はわかないでしょうから。

  • 2012年7月21日 at 10:47 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: 453da489458599c573d98f89267166d8
    やさしい店長さんですね。
    かがり。さんも見過ごすことができなかったんですね。
    そういうことってあると思いますよ。
    何か見えない縁というものがあるんでしょう。
    以前にかかわった猫ちゃんの生まれ変わりだったのかも。
    その白ネコちゃんに新しい家族ができるといいですね。

  • 2012年7月23日 at 8:00 AM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    猫ちゃんのために、必死になっていたかがりさんの姿、目に焼き付いています。
    あの後、そんなことがあったのですね。
    かがりさんの想いが、店長さんのこころを動かしたんだと思います。

  • 2012年7月23日 at 9:06 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: 46a57ddce07ea364d908e5cb9da3120d
    素敵なお話。心温まります。
    この白い猫ちゃんにお新しいお家が見つかるといいなぁ。
    このコは、きっと「運」を持ってるはず。
    良い結果、祈ってます!

  • 2012年7月26日 at 5:59 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: afb70ff99201fe89136759732c4f9886
    私はどちらかと言うと、「命の重さ」より「せっかく生きてるんだから」
    という視点で見る事が多いみたいです。
    牛さんもそうですが、口を利けない分「戸惑う動物の姿」に弱いんですよ。(T_T)
    人間界が荒んでいる事に関しては、悲しみよりも怒りの感情の方が強いですね。
    色んな意味で「戦後に戻ろう!」と言いたいです。。。(-_-;)

  • 2012年7月26日 at 6:11 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: afb70ff99201fe89136759732c4f9886
    全ての犬猫を救えない事は、誰しもがわかってますものね。
    ここ数年 野良猫をたくさん見てきてわかったのは、毛が白かったり
    増してや長いコにとっては、より厳しい環境であるという事です。
    群れでいたり、人に警戒心を持っていたりする猫の方が、私としては
    安心出来るんですけどね。。。

  • 2012年7月26日 at 6:20 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: afb70ff99201fe89136759732c4f9886
    家族の食事会の帰りにこの猫に出会ったんですが、その食事中に
    以前看取ったコの話をしていたところでした。
    「あのコだったら、きっとこの白いニャンコを助けるだろうな」
    とすぐ思い、気付けば夜の町を奔走していました。
    でもそれも、私の意思というより「使命感」のような不思議な感覚でした。
    今思い返すと、私は「身体を使われただけ」のような気さえするんですよ。。。

  • 2012年7月26日 at 6:36 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: afb70ff99201fe89136759732c4f9886
    Hafenさんご夫婦がいらした所を最初に通っていれば
    あの猫に会う事はありませんでした。
    そしてあの猫に出会ってなければ、あの時Hafenさんに
    会うことはなかったんですよね…。
    でも、出会いは偶然ではなく必然。
    今はつくづくそう思いますね。。。

  • 2012年7月26日 at 6:45 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS: afb70ff99201fe89136759732c4f9886
    今となっては、「きっとあの白いニャンコに前世でお世話になったのね」
    とさえ思えるくらい、「あれくらいして当然」という気でいます。
    毎回あんな事やってたら、いつか私が野良猫のようにお店から
    つまみ出されてしまうでしょうけど。(^^ゞ
    極たまにですが、猫に限らず「意思の疎通」が出来る動物や虫がいますよね。
    一瞬でも、縁を大事にしていかなきゃいけませんね。。。

Comments are closed.